女性の手。

ボンボ藤井

2009年02月12日 16:43

(スイマセン、今日は弦楽器をされる方しか分からない話題です)


ウクレレ講師を始めて、早や10年。

もちろん、嬉しい事や楽しい事が沢山あるのだが、
こう長くやっているとそうじゃない事も、ある。

ある楽器屋さんの教室に入られた女性の生徒さん。
年の頃、20第後半といったところだろうか。

左手のフォームがあまりにも悪い癖がついていたので

『もっと、手首をこっち側に出したら楽になりますよ~』って
左手を補正してあげた。

その1週間後、楽器店の店長から電話があり、

『先生から手を触られた、これはセクハラなので辞めます』
という電話がかかって来て、退会されたとの事。

はぁ~?!
あん時は心底、こっちも傷ついたなあ。

あれ以来、女性の生徒さんに接する時は、ウクレレのヘッドの先っちょで
触れると言う、妙な癖が定着してしまった。


とまあ、女性の手には『トラウマ』が残って、怖い印象が強かったのだが・・・


昨日のレッスンで、まあ指だけの話題でかなり笑わせて頂いた。

B♭などに出てくるバレーコード。セーハとも呼ばれている。
弦楽器をされる方なら必ず超えなければならない難関なのだ。

1本の指で4本の弦を一気に押さえないといけないので
女性の握力では、ちょっと頑張らないと綺麗に押さえれない。

なので、その指の上に、もう一本乗せて押さえる力を増す、と言うのは
よく見る光景なのだが・・・



す、スゲエ!!2本乗っけてるのは、さすがに初めて見た!!



「あ~、気持ちは痛いほど分かるんだけど、
それだと自由な指が小指だけになっちゃうから、ブブー!ダメで~す!」

ダメ出ししました。仕事ですから。



すると、その直後に、綺麗な音が聞こえたので
「やれば、出来るじゃないですか!!!」

って言いながら左手を見たら・・・・






 
いやいやいやいやいや
さっきより自由な指、無くなってるし・・・
ってか、一本も無いし・・・


か細い女性の指でしか考え付かない妙技に
ダメ出しを忘れて大爆笑したレッスンでありましたとさ。




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