女性の手。
(スイマセン、今日は弦楽器をされる方しか分からない話題です)
ウクレレ講師を始めて、早や10年。
もちろん、嬉しい事や楽しい事が沢山あるのだが、
こう長くやっているとそうじゃない事も、ある。
ある楽器屋さんの教室に入られた女性の生徒さん。
年の頃、20第後半といったところだろうか。
左手のフォームがあまりにも悪い癖がついていたので
『もっと、手首をこっち側に出したら楽になりますよ~』って
左手を補正してあげた。
その1週間後、楽器店の店長から電話があり、
『先生から手を触られた、これは
セクハラなので辞めます』
という電話がかかって来て、退会されたとの事。
はぁ~?!
あん時は心底、こっちも傷ついたなあ。
あれ以来、女性の生徒さんに接する時は、ウクレレのヘッドの先っちょで
触れると言う、妙な癖が定着してしまった。
とまあ、女性の手には『トラウマ』が残って、怖い印象が強かったのだが・・・
昨日のレッスンで、まあ指だけの話題でかなり笑わせて頂いた。
B♭などに出てくるバレーコード。セーハとも呼ばれている。
弦楽器をされる方なら必ず超えなければならない難関なのだ。
1本の指で4本の弦を一気に押さえないといけないので
女性の握力では、ちょっと頑張らないと綺麗に押さえれない。
なので、その指の上に、もう一本乗せて押さえる力を増す、と言うのは
よく見る光景なのだが・・・
す、スゲエ!!
2本乗っけてるのは、さすがに初めて見た!!
「あ~、気持ちは痛いほど分かるんだけど、
それだと自由な指が小指だけになっちゃうから、ブブー!ダメで~す!」
ダメ出ししました。仕事ですから。
すると、その直後に、綺麗な音が聞こえたので
「やれば、出来るじゃないですか!!!」
って言いながら左手を見たら・・・・
いやいやいやいやいや
さっきより自由な指、無くなってるし・・・
ってか、一本も無いし・・・
か細い女性の指でしか考え付かない妙技に
ダメ出しを忘れて大爆笑したレッスンでありましたとさ。
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